環境保全への取り組み(ビオトープ活動)
ビオトープ
ビオトープ(biotop:ドイツ語)とは、バイオトープ(biotope:英語)とも表記し、「野生生物の生息空間」を示す言葉です。語源はラテン語とギリシア語からの造語で、「bio(いのち)+topos(場所)」です。ビオトープは、「周辺地域から明確に区分できる性質を持った生息環境の地理的最小単位」であり、ビオトープとその中で生息する生物群集によって、私達の生活している生態系は構成されています。
日本では、1990年代から環境共生の理念のもとで行われるようになり、多自然川づくり、ミティゲーション(開発事業による環境に対する影響を軽減するための保全行為)、里山再生などの取り組みが全国各地で繰り広げられています。
わが社は、平成12年に発足した富山県ビオトープ研究会第一部会の一員としてビオトープの研究・提案に努め、またビオトープ管理士、アドバイザーが主体となり、積極的にビオトープ事業に取り組んでいます。
過去の研究テーマ
- 平成13年 鮎の住みよい川つくり
- 平成14年 学校ビオトープ(月岡小学校)
- 平成15年 ビオトープ概念を取り入れた海岸林の創造
- 平成16年 里山再生
- 平成17年 学校ビオトープ(三日市小学校)
- 平成18~19年 学校ビオトープ(山室中部小学校)
学校ビオトープ
児童、生徒への環境教育の一環として取り入られてきた人為的に再生された自然生態系の観察モデルのことをいいます。学校の構内に教師と生徒、また地域住民によって作られたり、市民のための公園の一角に作られたりもしています。
水生植物とプランクトン、小さな魚に昆虫の幼虫、昆虫などが、一つながりの生態系、また食物連鎖を維持していること、そこから自然環境の成り立ちとそのシステムを学ばせるため、全国各地に増えつつあります。
【富山市立山室中部小学校の例】
【富山市立月岡小学校の例】
【黒部市立三日市小学校の例】